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バスキュラーアクセス(シャント)は透析患者さんにとって必要不可欠なものです。シャントトラブルは血液透析を困難にするだけでなく、様々な合併症を引き起こします。
当院では日々透析中に得られる様々な情報からモニタリングを行い、シャントの評価を行っています。効率の良い適切な透析の維持、異常の早期発見・早期治療に努めています。
大事なシャントを正常に長く使用できるように取り組んでいます。
シャント管理は、診て・聴いて・触ることが基本となります。
週3回の透析で、シャントの状態に変化や異常はないか、シャントの流れはいいか、シャント音に変調はないか、痒みや傷・感染はしていないか観察しています。穿刺は安全に行えているか、透析の効率は良いかを総合的に評価しています。
日々の患者さん自身のシャント管理も大切です。
シャントスリルの確認、感染対策など日常のシャント管理方法の支援を行っています。
当院では超音波検査を行うエコー室、血管造影検査・経皮的血管形成(PTA)・経皮的血栓除去術を行うシャント治療室を設けています。
エコー室では超音波診断装置によるシャント評価を行っています。
検査により問題があった場合、シャント血管が狭窄した場合は早期に治療に繋げることが可能です。早期発見によりシャント閉塞を防ぐことができます。
経皮的血管形成術(PTA)とは、シャント血管の細くなったり詰まったりした部分を広げる治療です。シャント血管に細い針を刺し、風船のついたカテーテルを挿入して血管の内側から狭窄部分を広げる治療です。 治療は透析前に行うことができます。(透析のない日に治療を行うこともあります。)治療時間は30分から1時間程度です。

