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当院は、すべての装置がオンラインHDF(血液濾過透析)に対応しており、より高度な透析治療を提供しています。さらに、全台に血液量モニターを搭載し、循環血液量の変化をリアルタイムに把握しながら、患者さまの状態に応じた適切な透析を目指しています。シャント再循環率の評価にも活用し、一人ひとりに合わせたきめ細やかな治療を心がけています。
透析治療において、水質の管理は非常に重要です。各種ガイドラインに基づき、適切な水質管理を徹底しています。定期的な水質検査を実施し、「超純水透析液」水準を維持しています。また、透析液原液の作成にはDAD-70Siを導入し、全自動にて薬剤を溶解。異物混入や外気による汚染リスクを抑え、清潔な透析液を供給しています。
当院では透析装置から透析液作成装置まで、同じメーカーの機器を導入しています。これにより一貫した管理体制を維持しております。
透析治療をされている方や糖尿病の治療をされている方は、足の病変が起こりやすく、重症化する危険性が高いです。
当院では医師の指示のもと、下肢エコーやABI検査で足の血管の状況を見る検査を実施しております。またフットケア指導士を中心に全スタッフの多角的な視点で、透析治療の時間を使って月に1回足の観察を行い、足の状態に合わせた処置やフットケアを行っています。
「爪切りで守れる足がある」「いつまでも自分の足で歩く為に」をモットーに、異常の早期発見・足病変の予防に努めています。
足病変が発生した際は、専門医への紹介も行っております。お気軽にご相談ください。
当院では、医師の指示のもと希望される方に運動療法を実施しています。毎日一斉放送を行い、TVに映し出した動画を見ながら、透析室のベッドの上で行うスタイルです。透析中に皆で運動をすることで一体感が生まれ、日課として続けやすいと、多くの患者さまから好評をいただいています。
運動療法の内容は、下半身を動かすストレッチ体操から始まり、筋力運動やリズム体操などを取り入れています。
また、半年に1回体力測定を行い、日頃の運動療法の成果を確認します。
希望される方には、スタッフが詳しくご説明いたしますので、お気軽にお声がけください。
当院では、災害時に備え、さまざまな対策を講じています。
停電時も透析治療を継続できるよう自家発電機を設置し、断水に備えて屋内に大型受水槽(透析用20t / 一般用3t)を完備しています。
また、大雨による浸水対策として玄関に止水板を設置し、水害リスクの軽減に努めています。さらに、災害時に他院で透析を受ける際に備え、透析条件などの必要な情報を定期的にお渡しし、スマホアプリを利用した連絡システムを構築しています。
スタッフも定期的に災害訓練を実施し、緊急時に迅速な対応ができるよう努めています。